冗談じゃなくなった

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<救急病院>

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会社から帰ってきたらお母さんの下唇がえらい騒ぎで。

ものすごくはれ上がってて、のどが痛くてものを飲み込むこともできないって騒いでる。

台所を見ると掃除用に煮溶かしてジャムの容器にいれてあった石鹸の量が減っててスプーンが突っ込んである!

心臓が止まるかと思った。

あわてて日赤に運んでみてもらったけど、向こうは悠長なもんで。

すっ飛んで行ったのに、40分くらい待たされた。

急患でごった返してるならまだしも、私らの他には一組しかいないのに。

おまけに診察してもらったときに

「どうやら石鹸を食べてしまったみたいなんですけど」っていったら

ドクターが

「へ~~、それ、うまいの?」

「はっ?」

旨いわけないじゃん。

馬鹿じゃないの。

こっちは死ぬかと思って焦りまくってたのに。

 

でも、ドクターに言わせるとおう吐や下痢のない異食はほぼだいじょうぶだそう。

たった今食べたなら別だけど、いつ食べたかはっきりしないのは胃洗浄しても意味がないって。

もっとも江戸時代は石鹸は薬として食べてたらしいし。

とはいえ、本当に反省。

これがもっと別のものだったらと思うと冷や汗が出る。

 

で、帰ってきて冷蔵庫を見てなくなっていたのは「唐辛子味噌」でした。

小さじの先っちょにつけただけでも辛い味噌が大匙山盛り一杯分くらい無くなってた。

 

あ~~~、だからタラコくちびるか。。。

味見せずに一気にいったんだね。

辛かったろうな~~~。

 

<タラコの写真。翌朝>

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この3倍くらい腫れてて凄かった。

病院の待合室でお母さんがいうことには

「これは誰かの陰謀だ」

「誰かが私を陥れようとしている」

 

違うって。

あなたが開けちゃいけない冷蔵庫をアサって辛子味噌を食べたのがいけないの。

ドクターにそんなこと言っちゃだめ。

 

昨夜私が会社から帰ってきてびっくりして、石鹸を指さして「これ食べたの?」って聞いた時には「そんなの食べるわけないでしょ。」って怒ってたくせに、今は石鹸みると「それまずいよ。絶対毒だから、置いといちゃだめだよ」って。

なんだ、やっぱり食べたのね。